母を聖人君子かと思った件

   こんにちは。先週からの雨で各地に被害がでていますね。被害に遭われた方々へ、心からのお見舞い申し上げます。

 

さて、もう先週末になりますが私は実家に帰っておりました。

 

年に3回ほど両親が旅行に出かけるのですが、祖父祖母と愛犬の食事やなんやら身の回りの世話をするためです。

 

予定では、両親は金曜日に沖縄経由で久米島に飛び、日曜日に帰ってくる予定でした。

 

ところが、

 

なんと、

 

返ってくる日に台風が直撃してしまったのです。

 

 

両親は久米島に閉じ込められ、

 

私は実家から戻ることができなくなってしまいました。

 

 

結局両親が返ってくる火曜日まで、

 

全部で5日間実家に滞在をしました。

 

 

 

その間の出来事。

 

 

実家には、父方の祖父母がいます。

 

祖父が94歳、祖母が88歳くらいですが、体はとても元気です。

 

 

体は、と書きましたが、

 

二人とも認知が進んできたのか、

 

祖父はもう物事を覚えていることができず、

 

祖母は逆にびっくりするくらいしゃべります。

 

 

二人とも身の回りのことはある程度まだできるのですが、

 

日中二人だけで過ごすというのは難しいだろうと、

 

数年前に母は仕事をやめ、祖父母の世話をしている状態です。

 

 

手伝いのために実家に帰ると、申し送りが行われます。

 

薬はこれだよ、食事の材料はこれがあるよ、この日はお風呂に入れてあげてね、と。

 

まず私が母にかなわないなと思うのは、この申し送りのスキマスキマに挟まれるコツのようなものです。

 

「パンにジャムを塗るときは、薄くでいいけどできるだけ端まで塗ってあげてね」とか、

「おじいちゃんがお風呂に入るときは、腰掛にタオルを敷いてあげてね」とか、

 

こんな細かいところまで、よく気を遣ってあげられるよなぁ。。。。と、母の凄さ、愛情の深さと共に、自分の足りなさを痛感するのですが^^;

 

 

更に、

祖母は薬の影響もあるようですがとにかくしゃべります。

 

しかし、しゃべる内容はいいことばかりではありません。

 

いいことどころか、悪口のようなところも多いのです。

 

私は、たった5日間いただけなのに、祖母に対してだいぶイライラしてしまいました。

 

“もうごはんなんて作ってやるもんか!!!”と思うほどでした。

 

 

しかし、母は毎日です。

聞いたところによると、もっとひどいことも言われたことがあるそうです。

 

 

それでも、こんなに愛情深く接することのできる母は、聖人君子か!?と思ってしまうわけですね。

 

 

それにしても、

母のこのモチベーションは一体何なのでしょう?

 

 

長男の嫁としての責任感?義理?愛情?

 

 

 

生活スタイルの多様化、働き方改革、など、母の時代からしたら考えられないほど日本人の生活スタイルは変わりました。

 

でも、「男とはこうあるべきだ」「女とはこうあるべきだ」という概念はまだまだ根深いです。

 

看護師とやっている友人と話したときに、看護師や介護士はまだまだ下に見られる、女性が家でやる仕事にお金を出す必要はないと思っている人がいるし、そういう風潮は根強いよと言っていました。

 

では、男とはだれが決めたのでしょうか、女とはだれが決めたのでしょうか。

 

 

もっと言えば、男とは何でしょうか、女とは何でしょうか。

 

 

認識技術では、この疑問も全て明確に答えを出しています。

 

 

私は、母が聖人君子でなくとも、健康で笑顔で長生きしてくれたらいいなぁと思います(*’ω’*)

 

ひとまず私は、母に寄り添って、帰ったときには話をしっかり聞くところから始めようと思いました♪