人間のこの能力はすごいとおもう
人間はいろんな能力を持ってると思うけれども、
最近私がこの能力とんでもないんじゃないかと思うのは、『名前を付ける能力』です。
よく、日本の物語の中で。“相手の本当の名前を知ると相手を思うがままにコントロールできるようになる”といった類のものがあるのですが、よくよく考えてみるとそれはフィクションじゃないのかもしれないと思うわけです。
そもそも、私たち人間がどのようにしてこの現実社会で生活をしているかというと、
「ここからここまでがコレ」と規定して、それに用途や機能を与え、それに名前を付けます。
名前を付けることで、人間はそれをそれとして認識し、現実社会のものとして取り入れていきます。
逆に名前のないものに対しては、人間は不安と恐れを抱くのです。
例えば、突然腹痛と高熱に襲われたとします。一晩寝ても治らないとき、どんどん不安になってくることはありませんか?
「いったい私の病気は何なんだろう?」
「これから私はどうなるんだろう?」
「これはいつまでつづくのかな?
Etcetc…
不安は次から次から湧いてきます。
そんなとき病院で“風邪ですね”と言われたら。
「風邪なのか!」ととても安心しませんか。
なんか小難しいカタカナの名前だったとしても安心します。
聞いたところによると、
今医学で解明されている病気は3割にも満たないそうです。
それでも、「風邪」と言ってもらった方が安心するはず。
例えば、あなたが誰かに頼みごとをする時。
○○さーん、と呼びかけたら答えてくれますよね。
もしあなたがその人の名前を知らなかったら、もしその人に名前が無かったら、
その人があなたの頼みごとを聞いてくれることはないかもしれません。
更におもしろいこと。
例えば、目の前にあるコップがコップだと知らないとき、
「これは何だろう??何に使うもの何だろう?」
という思考をします。
でも、それがコップでモノを飲むためのものだ、ということが分かれば。
「これに何を入れよう?」
という思考になるはずです。
一つの物事が定まれば、人間は次の段階の思考へ進むことができるんですよね。
まるで、階段を作ってるみたいです。
文章が拙くて、イメージが伝わるの難しいかもしれませんが、
またちょこちょこ書いていこうと思います。